インバルブメント効果を聞いたことはありますか?

もしかしたら初めて聞いたかもしれません。

インバルブメント(巻き込み)効果とは行動心理学からきており

「人は自分が参加したものは好きになり、価値をより高く良いものだと感じる」
「逆に持っていなかったり、関わっていなかったりすると疎外感を感じ、持ちたい、関わりたいと思う」

身近な例でいうと

  • iphoneを使っている方が他のAppleの製品も「いいものだ」
    と信じる
  • ファンクラブに入るとそのアーティストを特別視し熱狂的なファンになっていく

これもインバルブメント効果です。

ではこのインブルブメント効果をどのように使えば相手を巻き込む
ことができるのか?

この記事では主に6つのテクニックで説明してます。

Contents

インバルブメント効果を使ったテクニック

1.”間”を活用する

”間”はマンガ、ドラマ、小説でも使われているものです。

”間”がなぜいいのか?

それは
”間”があることによって相手の脳内にその先を想像させることができるからです。

・次はこうくるのかな

・実はここからヒロインが登場するのかな

と相手に想像させてあなたの世界(ストーリー)に巻き込む

「間がいいのはわかったけど、どう表現していいのかわからない」
と思うかもしれませんね。

いい方法があります。

それは接続詞を独立し目立たせることです。

「パケッドブリーケード」と呼ばれるテクニックです。

ex:

  • しかし・・・
  • そうしたら・・・
  • だから・・・

接続詞を独立させて書くことで人は無意識のうちに
次の展開を予想しながら文章を読むことができます。

2.問いかける

所々、読み手に質問を投げかけることです。

人間の脳は、「問いかけられると考える」という性質があります。
考える→参加させることができるのです。

積極的に問いかけて相手を巻き込んでいきましょう。

3.相手の脳に動画を流す

小説でよく見られる手法ですが

  • 「黒髪」
  • 「つやがあり、漆黒のような黒髪」

2つの表現があればどちらがイメージしやすいでしょうか?

後者ですよね。

また、

「心臓がドクドクする」より「胸の内側をコンコンとノックしてくる」
の方が具体的にイメージできます。

言葉の表現がより視覚的になっていることを”脳に動画を流す”といいます。

私達の脳は名詞を聞いたら脳内で想像せざるを得ない構造になっています。

つまり読者をあなたの世界に巻き込むことができます。

普段からどう表現すればいいのか?を考えるのと
いい表現を見つけたらストックしておくことが大事です。

4.相手が理解できること

当たり前と思うかもしれませんが
「何をいっているのかがわからない」状態だと
相手はつまらなく感じます。

相手が参加できていないからです。

英語わからない人に英語で話しても「?」になりますよね。

文章でもそうです。

相手に理解しやすいように説明しないと相手は読まないです。

どうすれば相手が理解しやすいように説明できるのでしょうか?
たくさん方法はありますがここではすぐにできる方法を説明します。

「結論から始まり結論で終わる」です。

説明の仕方を

 結論→理由→具体例→結論

の流れにします。

これは『PREP法』といい、
P=Point(結論)R=Reason(理由)E=Example(事例、具体例)P=Point(結論を繰り返す)
から成り立ちます。

ビジネス文書やプレゼンの場面でよく使われる文章のテンプレートの一つで

この順番で説明すると

・説明に無駄が減る

・わかりやすい

・相手の記憶に残りやすい

・結論から始めることで全体図が理解でき相手の心の用意ができる

メリットがあります。

例を2つほどあげておきます。

(1)好きな食べ物を紹介するとき

結論:私はイチゴが好きです。

理由:甘酸っぱくて美味しいからです。

具体例:ショートケーキに乗せたり、イチゴジャムにして食べたりすることでイチゴの甘さを最大限に活かすことができ、飽きることなくイチゴの甘さを味わうことができます。

結論:だから私はイチゴが好きです。

(2)上司に相手先を怒らせてしまったことを報告する場合

結論:相手先を怒らせてしまった

理由:納品期限を守れなかった

具体例(ここでは対処方法):今度から納品期限をきちんと守るために計画をしっかりとたてる、万が一遅れるのであれば早めに報告する

結論:相手先を怒らせた、謝罪をする

(2)の場合のように、必ずしもEの部分を具体例にこだわる必要はありません。

状況にもよるので、臨機応変にしていけばいいと思います。

大事なのは

・まず始めに結論をズバッと簡潔に伝える

・結論でサンドイッチする

今日から意識してやってみれば相手の反応も変わってきますよ。

5.相手が持っている(知っている)前提で話をする

例えば商品の場合購入した前提で書いていくことです。

購入していなくても
「〇〇の▼ページに書いてあります」
と書くと買った前提で話がすすむのでそれが欲しくなっていきます。

人間は自分に関わったものは愛着を感じます。
逆に持ってなかったり関わっていない場合は疎外感を感じ
持ったり関わろうとする生き物です。

これは商品だけでなく、他にも使えます。

具体例として
相手に自分の好きなアーティストの曲をきいてほしいとき

このアーティストの「〇〇」の曲のサビがいいよね?
と伝える。

知らない人からしたらどんな曲なんだろう?と疑問に思い
その曲を聞いてみる。

相手が知っている前提で話をすると相手がそのとおりに動いてくれる
のです。

6.相手が考えそうな疑問を先読みする

相手の考えていることを先に書くことです。

例えば
「この商品の価格は100円です」

「えっ安い!!、絶対になにかあるでしょ」
と思いましたよね?

相手が考えるであろうことを付加疑問文形式で先に
いうことで相手は次が気になって読みたくなるのです。

その後に「こういう理由でこの値段なのです」
と理由を書いていくことで相手は納得をします。

自分自身が考えている事を分かってくれた書き手に対して、
読者は『共感』の心理を持つので、「参加意識」を強めてくれるわけです。

これは相手のことを考えないと発想はでないので
相手が何を考えて、何に悩んでいるのかを考えましょう。

まとめ

いかがでしたか?

この6つのテクニックは別に難しいことではないかと
思います。

あくまでも目的は読者に読んでもらうためです。

この記事を読んだあなたもインバルブメント効果を
大いに使って読者に読んでもらうためのライティングを
していきませんか?

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事