相手をカンタンに動かす話し方の極意

はじめに

話し方を変えれば人生は変わる」ことに気がついたからです。私は今でこそ、オプトインアフィリエイトやビジネスに関して、コミュニティ内の生徒さんに教えたり、自分の人生を変えたいと思う方たちに私自身の哲学や経験を、インターネットを通じて情報発信しています。情報発信するにあたり、どうしても必要なスキルは、『わかりやすく伝えること』です

私の場合、著書執筆やSNSでの投稿文章以外にも、動画で話すことが多いのですが、話し方がしっかりしていないと、視聴者の方に伝わりづらくなってしまいます。また、コンサルティングの際に、ビジネスをあまり知らない方にビジネスを教えることになるので、わからないことを理解させるための話し方、さらには、教えている方に教えた内容を実践させたり、自信のない方に自信をつけさせるような話し方などを習得する必要があります。この幸運を呼び込む話し方を習得することにより、私はビジネスでよりうまくいくようになり、人生をより良いものに変えることができました。

と思われるかもしれません。ですが、実際は全く難しくありません。実は上手い話し方にはルールがあり、そのルールさえ身につけてしまえば、どんな方でも話が上手になります。私も話し下手でしたが、そういったルールがあることを知り、学び身につけたことで、自分の人生を変えていきました。きちんと学べば誰だって話し方を良いものに変えることが可能なのです。話すことに苦労していたり話し方で悩みを抱えてしまっている方に、私自身が変わるために学んだ話し方をお伝えできればと思い、本書を書き進めています。本書を読んでいただければ、コミュニケーションや話し方に自信がなかったり苦手意識がある方でも、会話上での自分の苦手を克服し

なぜ話し方が大事なのか?

■つまらないトラブルに見舞われなくなる話し方を変えれば、それだけでも人生が変わると私は思っています。なぜなら自分の話し方によって、自分の周りの対応が変わってくるからです。話し方を良くすれば相手とのコミュニケーションの質は上がり、話し方が悪くなってしまえばコミュニケーションの質は下がってしまいます。言い換えるなら、話し方の上手な方には、幸運が舞い降りてきますし、話し方が下手な方には良いことはあまり起きません。実際、職場や学校、家庭といった場で、コミュニケーションのミスにより多くの問題が起こっています。コミュニケーションの質が低いことで物事はうまくいかなくなってしまいます。仕事上のクレームのほとんどがコミュニケーションの不足から起こりますし、コミュニケーションの質が低いことは離婚問題や夫婦間、子育てでの問題にも関わってきます。逆にいえば、コミュニケーションの能力が高いことで回避できるトラブルはたくさんあるのです。もしあなたが何かしらのトラブルに巻き込まれていたとして、それが回避できるようになったらどれだけ楽になるか、想像したことがありますか?自分の話し方を変えてしまえば、つまらないトラブルがなくなります。著名な心理学者の方に、アドラー博士がいます。人間の悩みの90%は人間関係によるものであると、アドラー博士は言いますが、まさにこの人間関係によって引き起こされた問題を、コミュニケーションの質の向上で回避することができるのです。第1章-2■人気もチャンスも集まるようになる今はグローバルな時代なので、外国語や仕事効率化、健康維持についての著書が多いのですが、その次に多いのが話し方に関する著書です。私個人の感覚なのですが、書店に多く置いてある著書のテーマは、長い間いろんな方を悩ませているものが多いと思っています。なので、世の中の多くの方は、コミュニケーションや話し方に関する課題や悩みを抱えていると思います。ではなぜ、あなたはコミュニケーション能力を高くしたり、話し方を良くしていきたいと思うのでしょうか?おそらく、話し上手の方を見て、自分もそうなりたいと思うからなのでしょう。先述したように、アドラー博士によると、人間の悩みの90%は人間関係から生じるもので、話し方が上手ければ余計なトラブルを避けることができるようになります。それと同時に、周りからの人気を集めることができるようになるのです。話し上手になれば、相手からの好意を持たれやすくなります。あなたと話していることが心地良いと感じれば、相手はあなたと関わりたくなるのです。仕事でもプライベートでも、あなたは相手からの好意を得られるようになるでしょう。仕事であれば同僚や上司、顧客からの信頼を獲得し、評価が高まります。評価が高まれば、自分にチャンスが巡ってきやすくなります。恋愛であれば、自分の好きな相手からの好意を獲得し恋愛成就しやすくなります。これを言うと、「自分の容姿はそこまで良いわけじゃないから、話し方を変えてもしょうがない」と思われてしまう方がいらっしゃると思います。ですが、実際人気もチャンスも集まるのは、美男美女ではありません。人気を集める存在は、話しやすくて信頼できる方なのです。話し方を変えれば、人気もチャンスも集まりやすくなるからです 第1章-3■特別な存在になれる話し方を変えれば、周りの人にとって短時間で特別な存在になることも、決して難しいことではありません。他人にとって特別な存在になるには、「元々持っている才能が必要」だったり、「時間をかけないといけないのではないか」と思われがちです。しかし、話し方を変えれば、才能を持つ必要もなければ、時間をかける必要もないのです 人から特別な存在になるには、信頼関係を構築する必要がありますが、この信頼関係は、話し方次第で簡単に構築できてしまうのです。実は、本書で解説していく話し方には、暗示のメソッドも入っているのです。暗示と聞くと、「難しそうだ」と思われ、躊躇されるかもしれませんが、実はどんな会話にも暗示が含まれています。暗示とは、簡単に言うと、相手に与える印象のことですが、これにより他人にはあなたの本音は丸見えになってしまうのです。微妙な声のトーン、文章と文章の「間」の長さ、態度などが相手へ暗示を効かせているのです。ちょっとした変化で暗示も変化するので、自分の印象は変わるのですのの15分ほどで、他人への印象は決定づけられ、その後の評価も決まってしまうと、私は感じています。この15分で、あなたが相手にとって特別な存在になることができるのです。私の身の上話にはなってしまいますが、デートや仕事などで相手と出会って最初の15分で、相手へ間違った印象を与えてしまった時に限り、失敗してしまうことが多かったのです。逆に、最初の15分で上手くいった感じがすると、その後の関係はものすごく良好になります。私が相手にとって特別な存在になれるのは、最初の15分間で上手くいっているからでしょう。このように、他人にとって特別な存在になるには、そんなに時間は必要ないと思います。 第1章-4■人の「やる気スイッチ」を押せるあなたは「モチベーショナルスピーカー」という職業の存在をご存知でしょうか?おそらく日本では珍しい存在だと思いますが、欧米では一般的になりつつあります。これは、講演会や研修会などで大勢の前でスピーチをし、オーディエンスのモチベーションを高める仕事のことです。学生時代の講演会や、会社での研修会などで、外部から 招かれたゲストのモチベーションを高めてくれる話を、目の前で聞いたという経験をされた方は多いはずです。そういうスピーチをする人たちのことを指します。中には、1回の講演会で数億円稼ぐ方もいらっしゃいます。なぜなら、モチベーションを高め、仕事や人間関係での悩みを解決したいと思う方は、たくさんいらっしゃるからです。それぐらい、人の「やる気スイッチ」を押すことは大事で、様々な経営者やフリーランスの方たちがモチベーショナルスピーカーのメソッドを学んでいるのです。本書では、モチベーショナルスピーカーがどうやって話をしている かを述べていきます。なので、本書を読めば、話の達人であるモチベーショナルスピーカーの方たちが実践しているメソッドを知ることができます。その上で、実践をしていけば、自然と人を動かせるようになるのです。モチベーショナルスピーカーは、大勢の前で話をしますが、普段の身近な話は1対1であることが多いはずです。1対1なので、そんなにハードルは高くないはずなので、すぐに実践できると思います。本書で得られるメソッドを実践していただければ、あなたも「やる気スイッチ」を押す存在になるでしょう。人を動かせるのです。ぜひ、実践してください。

ダメな話し方

第2章-1■アナウンサーや芸能人みたいに話そうとする世の中で話し上手といえば、アナウンサーや芸能方を連想される方が多いかと思います。テレビで聞く彼らの司会進行の仕方、話し方、場の盛り上げ方を見ていると、すごく上手そうに聞こえます。しかし、私は決してそうは思いません。なぜなら、番組の中では台本がありますし、周りはタレントや芸人さんなどの話し上手な方たちに囲まれているからです。実はあまり知られていない事実ですが、テレビに出ている方は、話し方のプロから話し方のレクチャーを受けているから、話が上手なのです。その上、番組の成功のためにリアクションも多彩。もし伝わりづらいところがあったとしても、番組公開時には編集されているので、面白く聞こえるのです。しかし、私たちの身近ではいかがでしょうか?みながみな話し方のプロではないですし、みながみな自分の話に対してリアクションを取ってくれるとは限りません。現実世界の会話の編集者はいませんよね。相手とのリアクションがその場で生み出されています。考えていただければわかると思いますが、自分の話の良し悪しは、相手とのリクションに関わっています。その相手にとって良い話し方かどうかが問題です。編集されるのが前提のアナウンサーや芸能人みたいに、友達や知人と話そうとすると違和感が生じてしまうのです。テレビに出てくる方たちみたいに話そうとするのではなく、目の前の相手に伝えたいという気持ちで話をするようにしましょう。また、正確に話せても、話し方次第では伝わらないことが多々あります。普段原稿を読んで話をしている方が、同じように話をしても、あまり相手のリアクションを取れないことがよくあると聞いたことがあります。私が思うに、何でもかんでも正確に話す必要はないのです。実際、心理学では「メラビアンの法則」というものがあり、これにより必ずしも、相手に何かを伝えるために正確に話す必要はないとされています。メラビアンの法則とは、1971年にアメリカの心理学者アルバート・メラビアンが提唱した概念です。この概念では話し手が聞き手に与える影響を、研究と実験に基づいて数値化されています。別名「7・38・55ルール」と呼ばれる事もあり、具体的には、話し手が聞き手に与える影響は「言語情報」「聴覚情報」「視覚情報」の3つから構成されており、それぞれの情報の影響力は一定の割合であるというものです。言語情報(Verbal)が7%、聴覚情報(Vocal)が38%、そして視覚情報(Visual)が55%とされています。つまり、相手に何かを伝えたいときは、正確に物事を話すことよりも、自分の声の出し方や、ジェスチャー、目線を気にして話をした方が相手に伝わりやすいということです。なので、正確に話そうとするのではなく、相手に伝えたい気持ちを持ってジェスチャーと目線を相手に合わせていけば、伝わりやすくなるということです。

第2章-2■苦手意識を抱えたまま話している話すのが苦手な方の特徴の1つに、人前で話す際に過去に失敗した経験があり、その経験が自分に、話すことに対する苦手意識を与えていることがあります。話し方を学んだり直したりしてトライをしてみても、うまくいかない感覚を抱いてしまうことが、何回も続くと、その失敗経験が自分の心理にインプットされてしまいます。心理学の観点からすると、これでは失敗を練習していることになってしまいます。苦手意識を強化してしまっているのです。もちろん、学びと失敗を繰り返し経験することは大事ですし、そういうことをしている方は努力家で素晴らしいとは思います。しかし、実際には失敗すればするほど、自分を成功体験から遠ざけてしまい、自信を失ってしまうこともあります。これを聞いてしまうと、「じゃあ、新しいことに挑戦しない方が良いのでは?」と思ってしまいますが、それでは上達することはないでしょう。失敗経験の強化の悪循環から抜け出すには、好循環に変えていくには、成功体験をしていくということです。過去にあなたは、「初めてやってみたら上手くいった」という経験はないでしょうか?その時の気持ちを思い出していただきたいのですが、自信を持てませんでしたか?ほとんどの方は、成功した経験を持つと自信がみなぎるはずです。実際、私の読んだ文献では、全くの話し方の初心者が怖いもの知らずで大勢の前で話をしてみたところ、初めてとは思えないくらい堂々と話をできたそうです。これをきっかけに、人前での話し方の技術を身につけていったそうです。このように、人は決して話す才能が元々なくても、何かしらの成功体験を経験すると、その後上達することが可能なのです。本書を読まれている方には、おそらく話すことに関して苦手意識を抱えてしまっている方もいらっしゃることでしょう。そういう方は、一度で良いから話すことで成功体験を得ることを考えてください。年齢や才能は関係ありません。こう聞くと、「そうは言っても失敗してしまうのが怖い」という方がいらっしゃると思います。そういう方にとって一番手っ取り早い方法は、「人の話を聴くこと」です。いきなり大勢の前で話す必要はありません。1対1でも良いので、相手の話を聴くことも話し方の技術の向上につながりますので、ぜひ実践してみましょう。後ほど、相手の話を聴く方法をお教えします。第2章-3■間を挟んでいないもし、すばやく話をしてしまっているようでしたら、今すぐその話し方はやめてください。世の中には、滑舌が良くなくいろんな言葉を飛ばして話をしてくる方がいます。しかし、次から次へと言葉を耳に入れて全体を理解できる方はそんなにいません。そういう矢継ぎ早な話し方は、あまりきちんと理解されません。なぜかというと、間を挟まない話し方は、相手の話のリアクションや言いたいことを無視してしまっているからです。イメージしてもらえればわかると思いますが、自分の目の前にいる友達や知り合いが、一方的に「間を挟まず」に話をしてきたら、あなたはどう思うでしょうか?きっとあまり良い思いをしないでしょうし、話の内容がわからなくなってしまうのではないかと思います。コミュニケーションは一方通行のものではありません。相手とのコミュニケーションを図るために話をするはずです。ですから、その相手を無視して、自分の言いたいことだけを言ってしまえば、通じないのは当然ですよね。では話が理解しやすい方の話し方はどうでしょう?世界のさまざまな偉人の話を聞いてみると、共通している点がいくつか見出せます。自信を持って堂々と話していることは、当たり前に含まれているのですが、あまり話し方に関する著書に書かれていないことがあります。それは、「間を挟んでいる」ということです。間といっても、言葉と言葉の間の何も話さない時間のことではありません。ここで言う間とは、無言で何かを伝える時間のことです。日本語には「間」に関するさまざまな言葉があります。間が持たない、間が悪いなどいった言葉がありますが、少しでも間を挟むタイミングが悪いと、話の内容に悪い影響を及ぶすことにもなります。これが繰り返されると、相手から話しづらい人間と捉えられてしまい、人間関係に悪い影響を及ぼす恐れがあります。逆に間が良いと、周りから笑いが取れたり説得が成功したりします。さまざまな方たちと話をしてきた経験からすると、話の面白い方たちは、決して話の内容自体が面白いわけではありません。実は、「間の取り方」がうまいおかげで面白く聞こえるから、面白いのです。ほんの数秒の「間」で、自分の話の捉えられ方が大きく変わり、話が通じるようになります。間を取ることで、相手のリアクションを見ることもできますし、相手にリアクションをする時間を与えることにもなるので、双方的なコミュニケーションになるのです。この間の取り方を習得するのは、細かい技術と経験が必要になるトーク術を身につけるよりも簡単なので、ぜひ習得してみましょう。 第2章-4■スキルだけ学んでも、実践だけでもダメ欧米の学校では、話し方に関する授業は行われています。しかし、未だに日本では行われていません。そうなってくると、学校の外で自ら学ぶことでしか、コミュニケーション能力の向上を図る方法がありませんよね。学校の外での学び方というと、主に3つあると思います。いろんな方と自分で話をして身をもって学ぶ方法、自分でコミュニケーションや話し方に関する著書を読む方法、コミュニケーションや話し方が上手い方に教わり一緒に練習をする方法です。ここであなたに注意して覚えて欲しいのは、「何かを習得するには、学んで実践することが必要である」ということです。それを踏まえた上で、この3つのやり方について考えてみましょう。1つ目の方法では、実践はなされていますが、肝心の「学び」がありません。学びがなければ、自分に何の間違いがあるかがわかりませんし、その間違いをどう直せば良いかもわかりません。こんな状態で実践をしていても、話し方が上手くなることはまずありません。正しい話し方を知らないと、相手を傷つけてしまったり自分がトラブルに巻き込まれる可能性が高まってしまいます。自動車の運転の仕方や交通ルールを知らないまま運転すると、事故を引き起こすことと同じことです。なので、まずは学んでから実践することが鉄則です。次は2つ目の方法について。本を読むという方法なのですが、これでは学ぶことしかできません。学ぶだけでは実践がともなわないので、上手くなることはありません。運転の仕方だけ学んでも、運転技術は上がらないのと同じですよね。学ぶことだけしてしまう方が多いと思います。実際、書店に行けばスキルの取得のためにさまざまな著書が置いてあり、いろんなことを学びやすいのが現状です。それゆえ、学ぶだけで終わってしまい、いろんな本を読んでいるのにも関わらず、なかなかスキルが身につかないという方が多いと思います。では3つ目の方法はどうでしょうか?ご察しの通り、コミュニケーションができる方から学び練習するという方法は、学ぶことと実践することを両方行っているので、良い方法です。できる方から学べば、自分の直すべき点やそういう点を直す方法もわかります。それを踏まえた上で、練習をすればスキルアップを図れるでしょう。この繰り返しで、自分の話し方を良くすることができます。ですので、誰か話が上手い方から学んでください。もちろん、この本から学んでスキルアップを図るという方法もアリです。ただし、実践も忘れずに。また、学んだことを「大量に実践する」ことも忘れないでください。せっかく学んで実践したのに、すぐに継続をやめてしまう方がいます。こういう方はまず結果が出ません。自分を変えるためにはある程度の量をこなさないといけませんので、学んだら大量に実践をし続けてください。 第2章-5■語ることばかりに集中しすぎる話し方というと、語ることばかりに集中しがちです。本書を取っていただいた方のほとんどは、自分の話し方に自信がないかもしれません。自信がないようであれば、謙虚に自分の話し方を変える練習をしていきましょう。ですが、もしかしたら、自分のことを話し上手だと思われている方もいらっしゃるかもしれません。「話すのは上手い」と自信があると思っている方ほど、実は危ないです。自信があるからこそ、自分のことについて語ることが多くなってしまって、周りの方たちとのコミュニケーションを図れていない可能性があります。これでは自称『話し上手』に過ぎませんね。忘れてはならないのは、話し方を実施できるのは相手がいてこそです。相手のことを考えながら話さなければ、良い話し方とは言えません。語ることばかりに集中してしまう方にも、特徴が3つあります。どれかに当てはまってしまっている方は、注意してください。①一文一文が長い自称『話し上手』の方に多いのがこれです。一文一文が長くなってしまい、結局何を言いたいのかがわからなくなってしまいます。なぜかというと、話すことに集中してしまうからです。集中しすぎしまい、次に話す内容を考えてしまっているのです。これでは、懸命に話をしても相手に伝わることはありません。②相手の話を奪ってしまう相手の反応を見ていない方が陥りがちです。相手の話を聞いた後で、自分の話に繋げてしまうタイプです。せっかく相手の話を聞いていたのに、結局は自分の話をしてしまうので、相手には「自己中」と映ってしまうでしょう。相手はげんなりしてしまいますね。③人の話を遮ってしまう頭の回転が速い方が陥ってしまう話し方です。相手が何を伝えたいかをわかってしまうので、話を最後まで聞こうとせず途中で遮ってしまいます。本人には悪気がなくても、遮られた側は話す気が無くなってしまうでしょう。この3つのうちどれか1つでも当てはまってしまった方は、相手と話をする際にあまり良い感情を持たれていないでしょう。本書を読まれているのは大人の方が多いと思いますが、すでに社会人であれば周りは注意をしてくれません。自分で意識して直していくしかありませんので、ぜひとも本書を読んで話し方を変えていくようにしましょう。第2章-6■相手を言い負かそうとする世の中には、相手を言い負かそうとする方も多いのが現実です。相手と議論をし、相手の間違いを指摘し続けることで、良い気分になってしまっている方もいらっしゃいます。しかし、これは間違っています。先ほど述べたように、一方的に話をし続けることができるからといって話し上手とは限りません。知っている知識をひけらかして理詰めで相手を言い負かしても、相手は離れていきます。よって、言い負かすことがコミュニケーションではありませんよね。相手を言い負かしてしまえば、相手はあなたの言うことを聞くことはないでしょう。相手はあなたに納得するどころか、自分と敵対してしまったり、怒り出すこともあるでしょう。考えていただきたいのですが、もし身近な相手があなたの間違いを指摘し、ほじくり返し、徹底的に正してきたら、あなたはその方と仲良くできるでしょうか?いくら自分が悪くて間違ったとしても、納得しづらい上にその方に対し不快な思いをするのではないでしょうか?「もうこの人から何も言われたくない」と思ってしまうのではないでしょうか?その後の人間関係は、良くないものになってしまうはずです。なので、もしあなたが話し方を変えて、自分の人生を良くしていきたいと考えていらっしゃるのであれば、自分の知識を駆使して自分が正しいと証明することはしないでください。まずは、周りの方の話を聞きましょう。大事なのは、歩み寄ろうとする姿勢を持って相手と話をすることですから。

誰でもすぐにできる話し方

第3章-1■基本中の基本である「間」を取ってみる本章より、具体的にどう話せば、幸運を呼び寄せる話し方を身につけることができるようになるのかを、解説していきたいと思います。先述したように、自分ばかり話をしていると相手からはあまり好かれません。その要因は、相手にリアクションする時間を与えていないからだと言いました。その時間は「間」でしたね。この「間」を取ることで、話し方を簡単に変えることができます。なぜでしょうか?心理学によると、聞き手が心理的にあまり負担を感じないで処理できるのは、せいぜい3文字程度で連続している言葉だとしています。4文字以上になってしまうと、人間の脳はその言葉を理解しづらくなってしまうと言われているのです。注意力が散漫となり、あなたの話に耳を貸さなくなってしまいます。そこで、あなたの話に気を引かせるために、話の中で「間」を取るのです。そうすると聞き手はハッとし、あなたの次の言葉に全神経を集中させるのです。スピーチやプレゼンテーションでは、話し手が一方的に話すことが目的ではありません。伝えたいことを伝えることが目的です。ですから、聞き手にあなたの意見や主張を理解してもらわないといけません。ただの情報の羅列で終わってしまうようなら、素晴らしいスピーチ、プレゼンテーションとは言えません。だからこそ、素晴らしいスピーチだと思われるためには、相手に自分の放った言葉を理解してもらう「間」を与える必要があります。実は、100年近くも前に「間」について語っている話し方の達人がいました。話し方の達人デール・カーネギーの著書によると、人前で話すときは4つのポイントがあると言われています。①重要でない言葉を軽くいう②声の調子を変える③話す速度を変える④重要な箇所の前後に「間」を置くさらに彼によると、「話術の中で沈黙(間)ほど効果的なものはないが、初心者はこれをなおざりにしがちだ」としています。実際「間」がなければ、どんなに高度な話術を身につけても、相手にリアクションする暇を与えないので、話が通じることはないでしょう。聞き手は人間ですので、相手への思いやりを持って話をすることが大事です。「間」を持って話をしてあげるだけで、それまで身につけた話術の効果が一気に引き出されます。話術の効果が引き出されれば、自分の周りからの扱いは一気に変わるでしょう。ではどのようにすれば「間」を取れるようになるかのでしょう?「間」を作ることはそこまで難しくありません。慣れは必要ですが、特別な才能が必要であるわけではありません。「間」を取りたい時は、単純に黙れば良いだけなのです。「間」は主に3種類ありますが、その種類によって使い方や使うべきシチュエーションが違います。その違いを学んでみましょう。①長さ1、2秒ぐらいの「間」実際に話している時に、この長さの「間」を取ると長く感じやすいと思いますが、だいたい少し急いで息を吸うくらいの長さだと考えてください。これは、リラックスしていると聞き手に思わせたい時に使ってください。主に、1対1で使える「間」の使い方です。ですので、恋愛や友達関連、それから商談など幅広く使っていただくことができます。例え緊張していても、1、2秒「間」を置くことで、落ち着いてきます。また、活用範囲が広いので、初心者に一番優先して身につけてほしい「間」の取り方です。②長さ3秒から5秒くらいの「間」3秒という時間の長さは、話し相手の言葉が、聞き手の耳から脳みそへ届く時間の長さとなります。なので、相手の理解を助けるために必要な「間」です。実際に相手に質問をしてから3秒くらい待つと、相手の口から答えが出てくるようになります。相手に考えさせて発言させるのに、3秒かかるということを覚えておいてください。何か大事な質問や自分の伝えたいことをはっきりと伝えたい時に、取ると良い「間」でしょう。また、感謝したり謝罪したりする場面にも、活用できる「間」の取り方です。③長さ5秒以上の「間」この長さの「間」を取るにはかなりの勇気がいりますので、あまり初心者にオススメしません。主に、聞き手が大勢だったり自分にあまり興味がない時に活用できます。ざわめきや雑念がおさまるまで待つ時間になります。現代社会には沈黙はあっても、そんなに長く続くことはありません。5秒も沈黙が続くことがあれば、違和感を覚えるはずです。この長い「間」を取った後に、聞き手から「何事かな?」と思われた時に、話し出せば聞き手は耳を貸してくれるはずです。このように3種類の「間」があり、それぞれの「間」の取り方について説明してまいりました。あなたはおそらく話し方の初心者であると思いますので、この3つの中の1つ目を習得するように頑張っていきましょう 第3章-2■短く話してみる世の中では、簡潔に自分の伝えたいポイントを伝えることのできる方が重宝されます。相手の時間を無駄にしないからです。プライベートなら別かもしれませんが、大抵の場合、話し相手は自分の時間を大事にします。仕事では、取引先や同僚、上司の時間を取ることはご法度ですよね。仕事がデキる方は必ずと言って良いほど、時間に対する意識が高いのです。相手の時間を無駄にしないよう、言いたいことを短く簡潔にまとめて話す必要があります。なので、自分より上の立場の方と話をする場合は、無駄なく話をすれば気に入られやすいということです。ダラダラといつまで経っても本題に入らない時間泥棒と思われないように、簡潔に明瞭に話すには、どうすれば良いのでしょう。まず、短く話すのに「まとめること」が必要です。ある意味、自分の話の内容を要約することとなります。例を出してみましょう。もし仮に、あなたが所用で出席できなかった会議の内容を、出席した部下A君とB君から聞き出すことになったとしましょう。A君は長く話す癖があり、B君は短く話すことができるとしましょう。「会議で部長は何を話したのか?」という質問をこの2人に投げかけた場合、同じように会議の内容を話すとは限りません。「部長遅れてきたんです。その後、最近寒くなってきたからみんなの体調を気にしてましたよ!大丈夫かどうかを聞いてきました。それから部署の業績について話をしてから、昨年と比べて厳しいからもっと頑張れと言われました。それから、人事を見直す必要があると、(続く)」と、A君。「来期は人事を見直す必要があるとおっしゃっていました」と、B君。どちらがあなたにとって簡潔で明瞭な答えになるでしょうか?ゆっくり話すべき場でしたら、どちらでも良いかもしれません。しかし、時間がなくて急いでいる時でしたらどうでしょうか?おそらくほとんどの方が、B君の話を好まれると思います。A君の話には、余計なことばかりで、どれが話の核かがわかりづらいですし、話の核までたどり着くのに時間がかかってしまいます。これでは、聞き手は不快になってしまいますよね。それに、聞き手の時間を奪っていることになるので、時間に厳しい方にとっては、嫌がらせ以外の何ものでもないでしょう。もし、あなたがこういう話し方をしているようでしたら、普段からB君のように簡潔に話をまとめる練習をしておきましょう。そうすれば、ビジネスの基本ともいわれる「報・連・相」も無駄なく的確に行えるようになるはずです。では、どうすれば話をまとめられるようになるのか?そんなに難しいことではありません。事前に優先順位の高いものを決め、それだけを話すこと。これだけをすれば良いのです。話のプロはどう話しているかというと、相手に伝えるべきことを事前に取捨選択してから、話すことに臨みます。私の例で言うと、本書を読んでいただいているあなたは話し方について知りたいはずです。それなのにも関わらず、私が脱線し違う話をしたら、あなたはどう思うでしょう。もし私が、本書を書いている時の天候について語っていたら、おかしいとは思いませんか?自分の時間を無駄にしてしまうのではないかと、不安に思われるかもしれません。このようにあなたが相手に伝える話にも、相手が聞きたいことの優先順位があるはずです。「自分が何を伝えたい」よりも、「相手が知りたいこと」をまず話してみましょう。いち早く、相手の知りたい情報を伝えてあげることが、相手の時間を無駄にせず、相手に好まれる話し方になります。第3章-3■会話の中の「マイナス」を無くしてみようあなたはどのような表現方法で話をしているでしょうか?話の表現方法はものすごく大切です。最近有名になってきた職業にメンタリストというものが存在しますが、彼らは人の性格や思惑を、会話の中から察することができます。主に会話する相手の言動、表現を見ているのです。これは何も心理学のスペシャリストであるメンタリストに限った話ではありません。一般の方にも同じことが言えます。ポジティブに明るく話す方は明るく見られますし、逆に、暗く話す方は暗い印象を与えてしまいます。つまり、会話の表現の仕方で、相手の自分への印象は変わるということです。悪い表現方法をしてしまえば、相手からの印象は悪くなってしまうので、あまり良いことは起きなくなるでしょう。「良い表現方法」というのは、小学生でも分かるような言葉の使い方をし、優しい口調をしている表現方法のことを指します。表現を優しくすれば、「優しい方だろうな」と思われやすくなるのです。優しい表現方法をする上で特に、意識しなくてはいけないことが3つあります。①嫌味っぽい話し方をしない②理屈っぽい話し方をしない③ネガティブな言葉を言わない特にしっかりとした関係がまだ構築されていない時期に、マイナスな表現を使ってしまうと、その後の印象は良くなりません。まだ知り合って間もない相手にマイナスな表現をしてしまえば、どんなに楽しい会話内容であったとしても、相手は不快な思いをしやすくなります。基本的に、相手からは卑屈に映ってしまいます。これを聞いたあなたは、「どうせなら相手からよく思われたい」と思われたのではないでしょうか?もし、現時点で相手からあまり良くない印象を持たれてしまっているとご心配でしたら、「ネガティブ」な部分を無くしていくことから始めていきましょう。自分の発言からネガティブな部分、相手にとってマイナスな部分を無くしてしまえば、印象がガラッと変わります。慣れるまでこのくせは抜けないかもしれませんが、とにかくやってみることが大事ですよ!第3章-4■相手を言い負かすのではなく、認めるきっと、本書を読まれている方は、自分には説得力がないと思われているかもしれません。自分の考えを上手く伝える自信もなければ、相手に反論されてしまった時返せる自信もないという方は、たくさんいらっしゃると思います。おそらくそういう方は、自分の説得力を上げたいと考えられているはずです。ですが、あらかじめ申し上げておきたいことが1つあります。相手を説得するためには巧妙なテクニックは必要ありません。中には、相手の心理を読みながら巧みなトーク術で、相手を自分の主張に同調させることができる方もいるおかげで、相手を説得するためのトーク術は必要と勘違いされがちです。しかし、これは間違っているということだけ、ご承知ください。したがって「トーク術を知らないから説得力がない」と思われている方に、ご自身のお考えを改めていただきたいと思います。あなたは説得力がないのではなく、説得が何かをわかっていらっしゃらないから、説得することに対して自信がなくなってしまっているだけなのです。「説得とは、相手を言い負かすこと」という、説得について間違った解釈をお持ちの方が多いです。説得は会話の中での勝ち負けではありません。そもそも相手を言い負かせても、相手が納得してくれなかったり、行動してくれなければ意味がありません。自分の意見が正しいと主張したい気持ちは誰にでもあるものです。ですが、意外なことに自分の意見や考えを押し付けない方が、相手とのコミュニケーション上、良い関係が育めるようになり、相手はあなたの言うことに耳を傾けやすいです。説得とは本来、相手の自立性や意見を尊重しながら行うものです。では説得とは一体なんでしょうか?「説得とは、相手が求めているものを明確にし、認める作業である」と私は思っています。相手が求めるものがわかれば、それを満たしながら自分も納得できる方法を考えることができます。「相手の利益になってしまう」「自分の利益にしよう」と思ってしまいがちですが、相手も自分も満たされるための手段を考えるようになれれば、相手を説得でき、納得させることができます。そこで初めて、相手が自分に共感を示し、動き始めるのです。ですので、相手に自分の考えを認めて欲しいのであれば、「自分の利益を取ろう」ということを考えるのではなく、「お互いにどうすれば利益になるのだろうか」を考えていけば良いと思います。まずは、相手の考えを認めてあげてください。相手の主張を親身になって聞いてあげれば、相手もあなたの意見をきちんと聞く姿勢を持つようになるはずです。本章は、あくまでも話し方を変える上での触りの部分です。次章以降では、具体的なテクニックについてお伝えしたいと思います。このテクニックは、誰でもすぐに実践できるものです。実際にこれを学んだ多くの方が、自分の話し方を劇的に変え、周りの人間関係を良くしていきました。ぜひこのまま読み進めてみてください。

第4章-1■「親近感」で人を動かすいよいよ、本書の最終章に移りました。この章では、簡単ですぐに実践可能な話し方を向上させるテクニックを、あなたにお教えします。ぜひとも読み進めて実践してみてください。あなたは話し方について学んできましたが、先述したように、会話とは相手がいて初めて成り立ちます。相手が良い気分になれれば、あなたとの会話はスムーズに進み、あなた自身の望む結果に近づくのです。相手を良い気分にさせるのは難しいと思われるかもしれませんが、実は意外とそうではありません。人間は、誰でも相手に自分との共通点を見出されれば、親近感や好意を持つものです。「この人は僕のことがわかってくれている」「この人と僕は似ている」と思うようになれば、お互いの距離は縮まるということです。その親近感を相手に対して持つことができれば、好意を抱き、仲良くなれると言われています。よって、相手との距離を縮め良い関係を構築し、あなたの望みを実現するためには、相手に自分に対して親近感を抱かせることが重要です。では、どうすれば親近感を相手に抱かせることができるのかを考えてみましょう。あなたは、どんな方に親近感や好意を抱くのかを考えていただきたいと思います。おそらく自分に理解を示してくれるような方には、親近感や好意を抱くはずです。その他にも、自分と同じような趣味を持った方や、同じような経験をしたことのある方に、何かしらの親近感を感じませんか?例えば、あなたが大のサッカーファンで、レアル・マドリードに熱狂的であるとしましょう。今話している相手があなたと同じように、レアル・マドリードが好きで応援をしているとわかったら、その方とは仲良くなれるでしょう。「レアル・マドリードのファンである」という共通点があるので、話すことはたくさんあるはず。「レアル・マドリードのファン」として同じような感情を抱いているので、「この人と私は似ている」という親近感を抱くからです。もし会話の中で、相手が自分と同じようなことが好きだったり、同じような経験をしたことがあるとわかったら、「自分もそのようなことがある」と示してあげると良いでしょう。相手は、このことによって自分に対する親近感を覚え、仲良くなりやすいでしょう。このように相手を良い気分にさせるには、会話の中で自分に対して親近感を抱かせれば良いのですが、相手への共感を示したり、相手からの共感を得られれば、親近感を抱かせることはそんなに難しくはないはずです。逆に言えば、自分とは違う人間だと思われた時は大変です。「この人は何を言っているのだろう」「何を思っているのだろう」と思われてしまえば、仲良くなることは難しいはず。現代社会において、人と人の距離は遠のいていると感じることが多く、「自分のことをわかってくれる」「自分と似ている」と相手に感じることは、少なくなっているはずです。それに、現代の日本においては、わざわざ自ら相手との共通点を明かす習慣はないので、疎遠になってしまっている関係も多いのではないでしょうか。だからこそ、現代人にとって「自分をわかってくれる方」「自分と似ている方」の存在価値は高まります。そのおかげで、相手との共通点を見出し、相手にとって「私のことを理解してくれる」と自分が思われれば、誰とだって仲良くなることは簡単なのです。たくさんの方が「相手を惹きつけたい」と願うものですが、人を惹きつける話し方のコツは、相手との共通点を見出すこと。共通点を見出すことで、相手は自分を信頼してくれるようになり、相手は自分の言うことに親身になって耳を傾けてくれるようになるでしょう。もう一度申し上げますが、人を動かすには、まずは相手への親近感を示すことが大事です。何回も言うほど大事なことなので、ぜひ覚えてください。
第4章-2■具体的に話して、相手にイメージしてもらおう「具体的に話せ」は、これは話し方に関するどの本にも書いてあります。ですが、きちんとした理由があるからこそ、どの本にも書いてあるのです。具体的に話せるか話せないかで、相手に自分の話が面白いか面白くないかが決まるからです。相手の頭の中に明確なイメージができ上がればでき上がるほど、自分の話にリアリティをもたらすことができます。リアリティがある分、相手に理解してもらえるようになります。理解してもらえるようになれば、相手にとってあなたの話は面白くなるはず。相手が面白いと思えば面白いのです。ただし、曖昧な話はわかりづらいので、相手からしたら面白くはありません。実は、面白いか面白くないかは、相手のあなたの話への理解度によるところがあります。ですが、だからといってあなたの話がもしあまりにも曖昧だと、相手が想像することは難しいです。なので相手に理解できるよう、できるだけ具体的に話した方が良いでしょう。では、どのように話せばあなたの話が具体的になるのかを考えてみましょう。人間の脳みそは、自分の経験があるものに関連する言葉や画像を見ると、具体的に思い浮かべます。よって、まずは相手の知っている言葉、行ったことのある場所、あるいは経験したことのある体験などを、言葉に表すと良いでしょう。例えば、「クモが大嫌いです」と単調に言ってしまうと、相手の頭の中にイメージは膨らみません。「クモがダメなんです。小さい頃、家の中でゴロゴロしながら鍋を食べていたら、これくらいの大きさ(ジェスチャー)のクモが、突然上から糸を垂らして目の前に降りてきて、鍋のスープをこぼしてしまって、口の周りを火傷しちゃいました。それ以来、クモを見ると、その時のことを思い出して、身震いしてしまいます」という風に、具体的に言ってしまえば、相手が似たような経験や、相手の頭の中に明確なイメージを植え付けることができるでしょう。それで初めて、クモが嫌いだと伝わるはずです。この描写では、食事中に突然目の前に蜘蛛が降りてきた、と描写しています。気持ち悪さが伝わる表現ですよね。もし、相手も経験したことのあるものであれば、より気持ち悪さがダイレクトに伝わるでしょう。人間は普段、自分の見たものや聞いたものなどから得られる経験を通して、物事を記憶したり想像します。人間が物事を記憶するための要素を、あなたが話をするときも交えていけば、あなたの話は相手にとって想像しやすいのです。色、形、周りの音、触った感じ、匂い、味、などをできるだけ具体的に話すようにしましょう。具体的に伝えるコツはいろいろあり、ここでは5つの要素を挙げます。①見えるもの②音③触る④匂い⑤味この5つのうちどれかを含んだ話であれば、相手にとって具体的でわかりやすく、面白くなること間違いなしです。相手の頭の中にあなたの話を再現するつもりで、話をしてみると良いでしょう。これを聞くと、「自分にうまく話せる自信がない」とおっしゃる方がいます。当たり前です。上手く話すには、ある程度の技術と経験が必要です。最初から上手く話せるとは限りません。今からできることは、自分の知っている表現方法をできるだけ活用して、相手に伝えようとすることです。これを繰り返していけば、必ずやあなたは話し上手になることでしょう。想像をかき立てることができれば、これまで以上に多くの方に、あなたの話を伝えることができるでしょう。そうすれば人生は変わります。ぜひ頑張って実践してみてくださいね。
第4章-3■「良いこと」を周りへ振りまこう先述した通り、人間の悩みの9割は人間関係によって引き起こされると言われています。これを聞いてほとんどの方は、ご自身の人間関係を思い浮かべたと思います。実際、職場や学校、恋愛での人間関係に悩まれている方は、たくさんいらっしゃると思います。ですが、1日の大半を過ごす場所で、人間関係がうまくいかないのは苦しいもの。誰だって苦手なタイプの方の近くにいると、苦しい思いをしてしまうでしょう。このような悩みは、放置していてもなかなか解決しません。自分自身で行動することでしか解決できない悩みだと思います。自分が何かをしてそういう悩みが解決されるなら、解決したいですよね?では、心理学をもとに解決方法について話をしていきましょう。一番手っ取り早い解決方法は、相手への苦手意識をなくすことです。苦手意識があるからこそ相手が苦手なので、この意識をなくせば相手は苦手にならなくなります。これは決してハードルの高いことではありません。相手を無条件に好きになることはできなくても、相手の長所を見出すことができれば良いのです。相手の長所がわかれば相手のことを尊敬できるからです。苦手なタイプの方と話すことは、非常にストレスが溜まることですが、自分の尊敬できる方と話す時は、そのストレスはないはずです。相手を苦手意識の対象から尊敬の対象に変えれば、これまで溜まっていたストレスが解消されるはずです。つまり、閉ざされた人間関係を開く鍵は、「相手の長所を見出すこと」なのです。人間には「能力があると思われたい」「尊敬されたい」という承認欲求があると言われています。承認欲求が満たされると、人はやる気が出たり、自信を得るようになります。あなたに対して、尊敬の眼差しをくれたり自分の長所を言ってくれる方を、あなたはないがしろにできるでしょうか?好意を持って特別扱いしたくなるはずです。その方ともっと一緒に過ごしたい、困っていたら力になりたいと思ってしまうのではないでしょうか?人にとって尊敬されることは、気持ちの良いことなのです。自分が相手に尊敬の気持ちを抱くことは、精神衛生に良いとされています。相手を尊敬すると、尊敬の気持ちが言動に現れ、それによって相手の物腰は柔らかくなります。そして、相手からあなた自身の良いところを見てくれるようになるのです。尊敬すれば尊敬されるようになるということです。尊敬し合う関係になれば、人間関係は大幅に改善されるはずです。苦手な方への苦手意識も和らぐでしょう。なので相手の長所を見出し、尊敬の態度を示してあげましょう。では、長所を見つけ出すコツとはなんでしょうか?長所の発見は決して難しくはなく、コツさえつかめば誰でもできるようになります。そのコツを見ていきましょう。①ポジティブに物事を捉える一見するとネガティブなことでも、見方を少し変えるだけでポジティブな面を見出すことができます。自分に対し厳しい上司がいるとしましょう。その上司を「うざい」「傲慢だ」と思ってしまうこともあるでしょう。しかし、少しここで見方を変えてみましょう。「自分に期待している」「自分を成長させるため」という見方を持てればいかがでしょう?あまり空気が読めない方が周りにいるとしたら、「人が言えないことを言えるのはすごいことだ」と思えれば、それだけでも自分の見方がポジティブになるのではないでしょうか?このようにポジティブに物事を捉えられれば、相手の長所を見つけることができるでしょう。②過去に起きたことを一旦白紙にして、相手を見てみる過去に起きたことをもとに、相手を見て評価をしてしまうことが多いと思います。ですが、実際過去の起きた悪いことばかりにフォーカスしてしまい、どうしてもネガティブに捉えがちです。「こんなうわさがある」「過去にこんなことがあった」というのを一旦白紙にしましょう。とにかく今そこにいる相手を見るようにすれば、「実際は良い人だった」と思うことができるかもしれません。相手に関する他人から聞いた話は、事実とは限りません。③相手と関わる機会を作る長所を見出すには、相手と関わることが必要です。関わることを避けていては、見つかる長所も見つけることはできません。関わらないことで、第三者からの情報しか自分は得られません。相手をそのまま見ることはできなくなります。先ずは関わろうとすることをしましょう。そのコツとは、相手について自分が知らないことを考えましょう。そして、相手に興味を持ちましょう。興味があれば関わろうとしたり話そうとしたりするはずです。自分と関わりたいと思う人を、拒否する人は滅多にいませんので、積極的に関わってみましょう。もちろん、苦手な人全員に対する苦手意識をなくすことは簡単ではありません。ですが、まずは身近な方への苦手意識からなくすことをしていけば、慣れていきます。そうすれば、自然と周りに対しポジティブな言動をするようになり、周りから好意を抱かれるようになるはずです。「ポジティブ=良いこと」です。「良いこと」を周りへ振りまくような話し方をしていきましょう。そして、相手の承認欲を満たすには、褒めることも大事です。ある経営コンサルタントの話によれば、「当たり前のことを褒めるとが大事だそうです。必ずしも、相手のすごい部分を褒める必要はなく、相手のやっていることを褒めてあげれば良いのです。いつも笑顔でいる方には、「笑顔で人に接しているよね」と伝えてみてください。関心を持ってあげれば、向こうは嬉しい思いをするはずです。マザーテレサは「愛情の反対は憎しみではなく無関心」という言葉を残しました。まさにこれです。「私はあなたを見ていますよ」ということを、相手に示してあげることが大事なのです。褒めることも「良いこと」です。特に現代人は不安を抱えて生きています。何の保証もない時代だからこそ、自分を認めて欲しいのです。「良いこと」を言われれば、自分は認められたと感じます。できるだけ「良いこと」を周りへ振りまくような話し方をしていきましょう。 第4章-4■好感度150%を与える笑顔を作ってみよう本節は本書の最終節となります。これまで話し方について語らせていただきましたが、本節では意外と伝えられることが少ない、話し方を良くする簡単な方法をお伝えします。突然ですが、あなたは自分の笑顔に自信がありますか?自信がない方が大半ではないでしょうか。自分は笑っていたつもりでも、写真を見たら実は引きつっていたという経験をお持ちの方は、たくさんいらっしゃると思います。相手から見たら、実は笑顔とはとても言えない表情をしてしまっていることも、あるのではないかと思います。もしかしたら、暗い印象を持たれているかもしれません。それでは損をしてしまっています。明るい印象を持たれれば、それだけ人から好かれ、得られる信頼は高まります。あなたが何をするにも、応援してくれる方があなたのそばにいることになるでしょう。これを聞けば、できるなら良い笑顔で人前で話したいと思うはずです。なので、これから良い笑顔を作るためのメソッドをあなたにお伝えしていきます。ぜひともあなたも、周りから好かれる素敵な笑顔を作る習慣をつけて、第一印象を良くしてください。メソッドを学ぶ前に、まずは笑顔の重要性を理解していきましょう。世の中では、「人は見た目じゃない」「人は見た目で判断してはいけない」と言われることが多いですが、現実的には人は相手を見た目で判断してしまっています。これは先述した「メラビアンの法則」によるものです。人の印象の6割ほどは、視覚情報で決まっているという心理学の法則です。この法則を頭に入れた状態で、考えてみてほしいのですが、初対面でムスっとした顔の方と、素敵な笑顔の方の、どちらの方が印象は良いでしょうか?素敵な笑顔の方なはずです。明るい印象を与えられれば、次も会いたいと思うはずですよね。もちろん、ヘラヘラしたような笑顔ではありません。無理に作られた笑顔でもありません。あくまでも自然な笑顔を持つことが大事です。自然な笑顔は相手に、「あなたともっと一緒にいたい」と好意を持たれやすくなります。笑顔でいることの他のメリットは、笑顔でいることで自律神経の副交感神経が刺激され、ストレスが軽減されるということです。人間には自律神経があり、これには交感神経、副交感神経というものがあります。交感神経とは、緊急時やストレス時に働き、心身を活発にさせる神経のことを指します。激しい運動、興奮、恐怖や危機を感じている時や、頑張って働いている時などに、心身を活発にさせるのです。昔の時代では心身を活発にさせることにより、生き延びたものです。しかし、ストレスに反応して働くので、ストレスの多い社会では、必要もないのに心身が活発な状態になってしまい、様々な症状を引き起こすことになります。副交感神経とは、心身を休め回復させるものです。これがあることにより、身体はメンテナンスされているのです。睡眠時や休息などのリラックスしている時に、心身を回復してくれるのです。ですが、現代人はストレスが多く、交感神経を発動させやすいので、副交感神経の働きが鈍くなってしまいます。これにより、体の回復力が低下してしまい、さまざまな症状を引き起こしてしまうのです。そこで、副交感神経を交換神経より働かせることにより、心拍数や血圧が下がり、心身をリラックスさせることができます。笑顔でいることにより、心身をリラックスさせることができるということです。以上にて、笑顔の重要性をわかっていただけたのではないでしょうか。これから、笑顔が素敵な方の特徴を述べていきますが、何か1つだけでも欠けていると、相手に対しどこかしら冷たい印象を与えてしまうことになりかねません。ぜひ頭に入れて、鏡で自分の笑顔を見ながら、読み進めてみてください。①口角が上っている口角が下がっているだけで、怒っているような表情にみられかねません。ムスっとした方を見たら、怒っていると思いますよね。②歯が見えている口角が上がれば、歯が見えます。自分の笑顔を鏡で見て、歯が見えていない方は、口角をもっと上げていきましょう。目安としては、上歯を6から8本くらい見せようとすれば、口角はさらに上がるでしょう。③目尻が下がっている口角が上がっていても、目が笑っていなければ笑顔にはなりません。人は目の前の人の目が笑っていないとわかると、「緊張している」「作り笑いになってしまっている」という印象を感じてしまいます。試しに、鏡の前で、自分の口角を隠して笑ってみましょう。真顔の時と笑顔の時の目が変わっていなければ、素敵な笑顔になっていない可能性があります。三日月を横にしたような形がベストでしょう。理想の笑顔を知ったところで、笑顔のトレーニングをしてみましょう。多くの場合、相手から好かれる笑顔ができないのは、表情筋が鍛えられていないことが原因でしょう。特に日本人は、表情筋の2割しか使えていないという統計もあるほどです。きちんと表情筋を鍛えていけば、相手から好かれる素敵な笑顔に近づいていきます。先述したように、笑顔がちゃんとしていれば、自分も気持ちよくなるので、精神衛生上良いのです。1日1分で構いませんので、継続して少しずつトレーニングを行っていきましょう。少し恥ずかしい気がするかもしれませんが、鏡を見ながらトレーニングすると効果的でしょう。今からトレーニングの種類と手順を教えていきますので、読み進めて実践してみてください。■顔のパーツを風船のように膨らますトレーニング①口を閉じます②右ほほに空気を溜め、5、6秒そのままで③順番に左ほほ、上唇、下唇、とパーツの部分だけ膨らませる④そして、最後に口全体に空気を溜め、5、6秒そのままで■「イ・ウ」を繰り返し発声するトレーニング①「イ」の口の形を意識し「イ」を発声しながら、5、6秒そのままで②「ウ」の同様に③①と②を繰り返す■ウインクトレーニング①5、6秒間、右目(左目)だけしっかり閉じる②5、6秒間、もう片方の目をしっかり閉じる ③10回ずつ、目尻にしわを寄せるくらい大げさに左右の目を素早く閉じるこれらを毎日鏡の前でやっていけば、あなたの表情筋は鍛えられるはずです。表情筋は普段から鍛えていないと、どんどん衰えていきます。現代社会では、ストレスの負荷がすごい分、笑顔になることは少ないかもしれません。しかし、その分、自分から笑うようにしなくては、精神衛生上良くないのも事実です。あなたの健康を維持するためにも、しっかりとこの素敵な笑顔を作るためのトレーニングをしていきましょう。これまで話し方について様々なコツを話してきました。話し下手だった私でも実践できたものばかりです。これらはあくまで基本です。ですが、基本はやらなくては意味がありませんし、もし現在実践していなければ、これから実践することにより、効果が一気に現れてくるはずです。3ヶ月、4ヶ月くらいできっとあなた自身の習慣になり、あなたの血肉になっていくと思います。その後にあなたの望む明るい未来が待っています。人生が良くなること間違いなしですので、頑張ってくださいね。

おわりに

んな形であれ、「自分の人生を変える」という大きな目標を持って、本書を手に取られた方は多いのではないでしょうか。本書には様々なノウハウ、考え方が散りばめられていますが、どれか1つだけ実践しても、決して自分の人生を変えることはありません。ちょっとずつでも良いので、本書で語っていることを何個か実践する必要があるのです。大きな目標を成し遂げるために、何個も小さなことをコツコツやっていくことが大事ということです。そういう意味で、自分の人生を変えるのと何かの作品を仕上げるのとで、何かしから通ずるものがあると思っています。もしかしたら、複数の新しいことを実践するのは辛いかもしれません。なかなか身につくことがないかもしれませんが、それでも続けていけば、やがて自分の身になります。なぜそう確信しているかというと、私はあなたと同じように話し下手だったから。話し下手だった私が実践していったことを、本書に記しているので、あなたもそれを実践していただければ、やがて変わるはずです。私の人生が決定的に変わったのは、会社員時代に自分で副業で「オプトインアフィリエイト」というビジネスを始めたことがした。そして、本業よりお金を得られるようになり、やがて会社をやめ、自分の会社を設立しました。好きな海外旅行に行けなかった会社員時代の私が、会社を設立して好きな時に海外旅行に行けるようになりました。「ストレスフリーな毎日」を送る働き方を獲得し、現在では、その働き方を広める活動をするために、オプトインアフィリエイトコミュニティ「ゆとり」を運営しながら、起業コンサルタントをしています。決定的に私を変えたのは副業ビジネスを始めたことですが、その変化を加速させたのは、自分の話し方を変えたことです。常に動画や著書、コンサルティングで情報発信をしているので、話し方は非常に重要だからです。これは私の仕事だけに言えることではありません。本書を読まれているあなたも、いろんな仕事に就かれていると思いますが、ほとんどの場合、1人だけで仕事をしているわけではないはず。常に誰かと関わらなくてはならない状況です。なので、自分の話し方を変えれば、周りの人間関係を劇的に良くすることができ、自分にとって利益をもたらすことができるでしょう。そうすれば、自分の進みたい道に進むことが、よりスムーズになるはず。私の経験なので、確信を持ってそういえます。